女性性とミニマリスト
ミニマムライフスタイルとか、効率をウンとあげるための術などは、男性からの提案が多い気がする。提案自体にしっくりこなかったり、実践してもイマイチだったりするとき、ただ単に私が女性だからという場合が多い。
女性性とミニマリスト
タロットのキングのカードは、男性性の表現で、完全な主導権とか所有権の意味だったりする。クイーンのカードは、主導権を持ちながらも、他者や他者からの影響を自分の中に取り込む性質を持ち合わせている。
生物的に、女性性は、育むって性質を持っているから。子供を生んで、はい終わり、では、何も育たないのよ。女性性は、自分が生み落としたもの、作り上げた創造物との関係性を取り込みながら育む行為が、自然と視野に入るようになっているの。
マイボトルを持ち歩く行為を例に上げてみるよ。
エコや節約のためにマイボトルを持ち歩くって、男性性側からすると、持ち歩く行為に負担に感じて、マイボトルが生活から排除される様子。マイボトルという思考自体が排除されることによって、ボトルの洗浄からも自由になれる。
女性性側からしてみると、マイボトルを持つことで、ゴミの行方を考えたり、節約できたかもしれないお金の計算から自由になれる。女性性は、他者との関わりが内面化されている部分があるから、自分の行動が与える影響の見える範囲が、男性性とは違って少し複雑。
マザーズバッグも女性性側の代表者。外出の度に、子供の命を守って健康でいられるように、ありとあらゆる状況を想定したグッズが詰められているでしょ。マザーズバックのグッズは少しは減らせても、バックの存在はなくせないのよ。
どちらがいいとか、悪いではなくてね。違いがあって、自由の軸もそれぞれだということ。
自分の中には、男性性と女性性どちらもあります。
女性の私は、男性性寄りの合理的な排除を強いると、苦しく感じる。身軽が好きなのは同じだけれど、少しの不便さを持ち合わせながら、マイボトルを持ち歩くことで得られる自由さが心地よいと感じます。
自分の中の男性性と女性性をどう使うかって、意識することで、選択肢ができるってことが自由なんじゃないか。
男性性的な提案が多くて目立ちやすいから、参考にされる方も多いと思うけど、違和感がある時は、自分のやり方が悪いとか、合ってないんじゃなくて、女性性が方程式に含まれてない場合が多いからです。