ハックルベリーの丘

某日。目がさめると、珍しく朝日が眩しい。太陽におびき出されるように、まだ歩いたことがなかったハイキングトレイルへ。家から車で5分。

駐車場にはジップロック袋を手にした人たちの姿が。ガイドらしき方もいて、「それ用」のミニバッグをお持ちだ。何を取りに行くんだろう? と歩き始めると、道脇の茂みにすでに人がいる。茂みに入り込んで、何を摘んでいるのか聞いてみると、「ハックルベリーです。時期は一ヶ月ほど。食べてみる?ほら、ここ。」と、小枝を軽くひっくり返して、ブルーベリーを一回り小さくしたようなベリーを見せてくれる。一粒食べたら、ぎゅっと濃縮されたベリーの味と苦味が美味しい。「だから、ここはハックルベリーの丘という名前がついているんですね。」と言いながら、自分で納得する。

別名 カリフォルニアハックルベリー

ベリー摘みは初めて。しかも、狙っていったわけじゃなくて、「たまたま出会った感」に胸がはずむ。歩きながら良く見ると、ハックルベリーの茂みはそこらへんにある。広い歩道脇の茂みは、摘み取られてしまったのか、実はなかったけど、小道沿いの茂みに沢山なっているのを見つける。

袋は持ってないので、摘みながら食べ歩きする。気分はブルーベリーをあさるグリズリーベア。

ローズヒップ(たぶん)

もし、ハックルベリー狩りの人に教えてもらわなかったら、目に入らなかったと思う。茂みはただの茂みにしか見えなかったはず。いや、目にも映らなかったかもしれない。それが、教えてもらったことで、ハックルベリーという新しい視点が芽生えたことが、とても新鮮だった。

意識されるまで、目には映らない。目の前にあっても、認識されない。

広い林の中から視界に飛び込んでくるハックルベリーの茂み。内側の世界で視点が変わった時の感覚と似ている。気がつくことで価値観が変わる。世界は何も変わっていないけど。ハックルベリーもきっといつもそこにあった。目に映っていなかっただけで。

新しい視点が生まれる時、「知らなかった(気づいていなかった)時期」に思いがおよぶことも多い。「もっと早く気がついていれば」という後悔がまとわりつくこともある。それも含めての、「気づき」なのだ。気づきは、ホリスティックで、総合的で、インクルーシブだ。マインドが合理的な判断で事実を選り分けて、「不都合」な事実を避けたいと頑張っている時に意識は萎縮しているので、気づきは起こりにくい。

総合的な事実を受け入れる準備ができた時に気づきは起こる。

きれいな色。この林は紅葉するのかな

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