モントレーに漂着する

5月にシンガポールを出発した時は決まっていなかったけど、漂流しながら6月末にたどり着いた場所がカリフォルニアのモントレー。

熱波に見舞われているカリフォルニアというニュースが他人事のように、モントレーは涼しい。どこかサンフランシスコ市内を思わせる。霧がほぼ毎日発生して、空はいつもグレー。小高い内陸側からモントレー半島の湾側に向かって下り坂になっていて、冷たい海風が吹き抜ける。(坂がきついところもサンフランシスコ市内を思わせる。)

滞在しているアパートは、モントレー湾から内陸側にゆるい上り坂を30分くらい歩いたところにある静かな住宅地にある。古くて、心地好さそうな一軒家が並ぶこの辺りは、背の高い松が多く生えている。調べてみたら、モントレー松というらしい。原生林のように、松の枝に柔らかそうなシダ?のようなものが生えていて、時々道路に落ちている。近所に住んでいるらしい鹿の親子が、これを家の前で食べていた。

ここに来てから、ほぼ毎日散歩している。家でジッとしているには少し寒いけど、散歩するのにはちょうどいい気候。最高気温17度、くもり。緑に囲まれた個性的な家の眺めながらの近所の散歩もいいし、車で5分ほどいけば、海辺のトレイルがある。どっちにしても、外を歩きたくなる条件がそろっている。

海辺の散歩コース

磯を散策

遊歩道から、ごつごつとした磯に出ると、豊かな海洋生物の世界が広がっている。カニ、ヤドカリ、イソギンチャク、ヒトデ、小魚、カモメ、海藻、たくさんの貝がら、、、。草花も海洋生物も磯もそれぞれが主張しない。グレーな空の下で褪せた色が重なり合って、心が落ち着くグラデーションを作り上げている。

潮が引いたところで、ラビリンスを作ってみる。

貝がらのかけら、石、海藻

どこにたどり着くか見えない、曲がりくねった道を一歩いっぽ歩く。たましいが行くべきところにたどりつくように。

by
関連記事

Leave a Reply

%d bloggers like this: