カップとコインの幸せはソードと棒の苦悩。タロットカード10

昨日の3枚のカードは、カップ10、カップ4、恋人。左から右へ、10→4→大アルカナと並んでいました。その流れから、小アルカナでは、Aceカードが各スーツ(エレメンツ)の一番純粋なエネルギーだとしたら、カード10はそのエネルギーが最大限に薄められた=物質化された表現だと捉えることできるよな〜と。数字が一番大きいからって、エネルギーが大きくなるって訳じゃないってことです。
その代わりに、見る視点を変えれば、カード10は逆に”上がり”の状態に見えてきます。心、人、物とのつながりも表すカップと物質を表すコインは、物質主義な位置からとらえれば、10はゴールになるでしょう。社会的安定と欲が満たされた、現世利益と資本主義的な幸せ像です。
10はエレメントのエネルギーが最大限に薄められた表現だとすると、カップとコインの10は、純エネルギーから一番遠い表現であって、それが最大限の物質化だとしたら、カップ(水)とコイン(地)というエレメントと相性が良いです。カップ10には、心満たされ幸せそうな家族像、コイン10にも家族のつながりとあふれんばかりのコイン(貨幣)が描かれているのも納得です。
面白いのは、ソード10と棒10には、幸せ像が描かれていません。やる気やアイディアの棒(火)と、コミュニケーションや思考のソード(風)は、物質性が薄いがゆえ、純エネルギーから遠ざかる=物質の中で身動きが取れなくなります。ひらめきやクリアな思考が、社会やしきたり、情の中で打ち消されてしまう状態です。なので、ソードと棒の10には、カップとコインとは逆に苦悩が描かれてます。
小アルカナカード
1→10 エレメンツのエネルギーが薄まる=現状に細分化される
10→1 エレメンツのエネルギーが濃くなる=意識の統合が進む
昨日の私の3枚カードに戻って当てはめてみると、過去(左)のカップ10は、カップが目に見える現状で最大限に表現されきったことを意味しています。これは、役割を果たす為、家族の都合で先月一ヶ月間走り回った件です。そして今カップ4、(真ん中)10から引き返しはじめ、自分の納得点を再検討中。これから(右)は恋人。逆位置だったので、たましいレベルからの選択&表現をするのに、体と現状の都合をさらに解消する必要がありそうです。
ということで、数字は無意識に、1から10と数えたり進ませることが多くて、タロットも数字がふってあるので同じように考えがちかもしれませんが、逆に10から戻る視点も面白いです。